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未来を担う子どもたちに自然の大切さを伝えるため、学校の環境学習活動にも積極的に
参加・協力し、子どもたちに緑の大切さを伝える取り組みを行っています。
芽苗工法の仕組みや自然の再生力についても、子どもたちにわかりやすく紹介し、
自らの手で苗を植える体験を通じて、環境への関心と責任感を育んでいます。
これらの体験が、将来の環境保全や地域の緑づくりにつながることを願っております。
最近では都市の緑づくりにおいて「生物多様性」という視点が重要になっています。
生物多様性とは、さまざまな生きものが存在していることだけではありません。
植物や動物、昆虫、微生物など、多くの命が互いに関わり合いながら
自然の循環を支えている状態を意味します。
かつての都市緑化では、景観を美しくすることや、人が快適に過ごせる環境をつくることが大きな目的の一つでした。
高度経済成長期には、都市化によって失われた緑を取り戻すため、
街路樹や公園など、さまざまな場所で緑を増やす取り組みが進められました。
しかし、時代が進むにつれて環境問題への関心が高まり、「緑があること」だけではなく、
「どのような緑をつくるのか」という視点が求められるようになりました。
例えば、見た目には緑豊かに見える場所でも、そこに暮らす生きものが利用できる環境に
なっているとは限りません。
同じ種類の植物だけを植えるのではなく、その土地の気候や環境に適した植物を選ぶこと、
そして植物が健全に育ち、多くの生きものが関われる場所をつくることが大切に
なっています。
つまりこれからの緑づくりでは、単に木や植物の数を増やすのではなく、
その緑がどのような役割を果たし、周囲の自然とどのようにつながっていくのかまで
考えることが求められているのです。
都市では建物や道路が増え、自然のままの環境は少なくなっています。
その一方で公園や街路樹、緑地などの植栽は、鳥や昆虫などの生きものにとって大切な
住みかや移動するための場所になります。
ただ、緑があれば必ず豊かな生態系が生まれるわけではありません。
植物が健全に育ち、その周囲に多様な命が関われる環境をつくるためには、
植物を支える土壌や根の環境が重要になります。
そこで大切になるのが、基盤植栽という考え方です。
基盤植栽は、木を植えることだけを目的とするのではなく、根が十分に伸び、植物が
本来持つ力を発揮できる環境を整えることを重視しています。
健全な樹木が育つことで、その木を利用する鳥や昆虫が集まり、落ち葉は土へ還り
微生物の働きによって、さらに豊かな土壌が育まれていきます。
この自然の循環を支える考え方は、芽苗工法が大切にしている想いともつながっています。
芽苗工法では肥料に過度に頼るのではなく、植物が本来持つ生命力を活かしながら、
その土地の環境に適応できる健全な森林づくりを目指しています。
自然の雨や太陽光のもとで育った苗木は、力強く根を張り、長い年月をかけて
地域の環境を支える森林へと成長していきます。
健全な森林や緑地は、単に木が存在する場所ではありません。
そこには多くの生きものが関わり合い、自然の循環が生まれています。
そしてその豊かな環境は、土壌を守り、水を蓄え、災害に強い地域づくりにも
つながっていきます。
これからの緑づくりに求められるのは、ただ木を植えて緑を増やすことだけでは
ありません。
その土地に適した植物を育て、自然の循環を支え、未来へ続く環境をつくっていくことです。
基盤植栽と芽苗工法が目指すのは、人と自然が共に生きる持続可能な環境づくりです。
一本の木を育てることが、やがて多くの命を支える豊かな未来につながって
いくのではないでしょうか。