〒343-0846 埼玉県越谷市登戸町40-23
| TEL : 048-916-2214 FAX:048-989-5588 | |
| お急ぎの方はメールフォームからお願いします | |
現地実苗を力強い芽苗や樹木へ育成し、
地球温暖化・土砂災害・表層崩壊の防止に貢献する芽苗工法を。
植栽をご希望の方は地域や環境など、まずは状況をご相談ください!
「なぜ、わざわざ植栽する土地で採取した種を使うのですか?」
芽苗工法についてお話しすると、そんな疑問を持たれることがあります。
それは植物もまた、その土地の環境の中で長い時間を生きてきた存在だからです。
植物は人間のように「今年は暑いから涼しい場所へ行こう」「雨が少ないから、水の豊かな土地へ引っ越そう」と、
自分で暮らす場所を変えることができません。
暑さや寒さ、雨や乾燥、風、日照など、
その場所の環境を受け入れながらそこで生きていくしかないのです。
長い年月の中で、その土地の環境に適した性質を持つ植物が生き残り、
その性質が次の世代へ受け継がれていくことがあります。
つまり土地で採れた一粒の種には、
その場所で生きてきた植物の歴史が詰まっているとも言えるのではないでしょうか。
芽苗工法では、植栽を行う土地で採取した種から実生の苗を育てます。
そして育苗の段階から定植した後まで、一貫して客土や肥料を与えません。
冠水も基本的には天水に任せ、直射日光を避けた木漏れ日の環境で、
植物自身の光合成を主なエネルギー源として育てていきます。
しかし私たちが大切にしているのは、外から多くのものを与えて成長を促すことではなく、
その土地にある自然環境の中で、植物自身が生きる力を発揮できる環境をつくることです。
その土地で生きてきた植物の種から苗を育て、その苗が根を張り、やがて樹木となっていく。
そして長い年月をかけて、その土地の森林の一員となっていく。
そこには私たち人間から植物へ、そして植物から私たちへと続いていく、ひとつの循環があるように感じます。
台風や豪雨によって土地が大きな力を受けるとき、私たちは災害から土地を守る方法を考えます。
しかしそこに植えられた木々は、私たちが守るだけの存在ではありません。
根を張り、成長し、森林を形成することで、今度はその土地を支える側になってくれるのです。
その土地で生きてきた植物に、今度はその土地を守る力になってもらう。
そう考えると、植物が持つ力は本当にありがたいものだと思います。
私たちは、その力を人間の都合で過剰に補うのではなく、
できる限り自然の力を活かしたいと考えています。
客土や肥料に頼るのではなく太陽の光を受けて光合成を行い、
天から降る水を受けながら植物自身が成長し、根を伸ばしていく。
その積み重ねが、やがて強い樹木を育て、土地を支える森林へとつながっていきます。
一粒の種から始まる小さな取り組みが、未来の土地を守る森へとつながっていく。
それが、私たちが大切にしている「その土地の種」から始まる芽苗工法による森づくりです。